体外受精で使うお薬 “膣座薬” ってどんなもの!?

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こんにちは、日本全国転勤生活を楽しんでいるmaruです。

今回は不妊治療のお話。

最近は体外受精で胚を移植するため、内服薬や貼り薬を使って体の調子を整えています。
(私は胚を凍結して体を落ち着かせてから移植する凍結融解胚移植をします)

前回の受診で胚移植までに使う薬をたくさん処方されました。
その中に移植日の数日前から使い始める膣座薬なるものがありました。

膣座薬なんてこれまで聞いたこともなかったですが、
体外受精では移植前からこの膣座薬を使う方も多いようです。

そこで、これから使う方のために使用方法や注意点などを記録してみました。


膣座薬とはなんぞや

膣座薬は黄体ホルモンを補充をするためのお薬だそう。
黄体ホルモンは受精卵の着床を助ける役割があります。
文字通り膣に入れて使います。

私が処方された薬には専用の挿入棒が付いていましたよ。


使い方(私の例)

① 挿入棒の下の部分を引っ張るとカップの中の突起が下がり、薬がセットできるようになります。(棒を引っ張りきると固定されます)


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② 薬を取り出し、挿入棒にセットします。

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③ 薬をセットした挿入棒を膣の中に入れ、棒を押し出します

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使ってみた感想

タンポンと似た要領です。
そんなに難しいことはありませんでした。

膣に入れる際、中途半端な位置で薬を止めてしまうと違和感が出るかもしれませんが、しっかりと奥部まで入れると痛みも違和感も感じません。


注意点

手を清潔に
当たり前ですが、体内に入るものなので手は清潔にしておきましょう。
私は薬を半分包みに入れた状態で挿入棒にセットして、なるべく錠剤に触れないようにしています。

お薬を使う時は必ずおりものシートを!

使用初日、就寝前に使うものを間違えて朝に使ってしまいました。

しばらくしてトイレに行くと、白い粉が出てきいてるではありませんか(!!)
なんだこれはー!

ってことで説明書をよく読むと、以下の記載がありました。
・横になる必要はない(過度な運動は避ける)
・白い粉状のものが出てくる場合があるが有効成分は吸収されている

やれやれ、、、問題なさそうです。
次の日からは就寝前に使っていますが、結局起きると薬は溶けて出てきてますね(^^;)

1日2回、朝と晩に使用する場合もあるようなので、説明書にもあるとおり薬の吸収のために横になる必要はなさそうです。

ということで、膣座薬を使うときはおりものシート必須ですよ!

この膣座薬、移植後もしばらく使用が続くようです。

一度使うと何てことないんですが、私も使う前は謎が多かったので ・・・
これから治療する方の参考になれば嬉しいです☆