博多では初誕生を祝って餅を踏む

こんにちは、日本全国転勤生活を楽しんでいるmaruです。

先日、親戚の初誕生のお祝いに行ってきました。
お祝いというよりは、子供が一歳を迎えた時にする行事に参加してきたという感じが強いですかね。
初誕生の祝い方も地域によって違うみたいなので、今回は満一歳を迎える日に行う博多の行事をご紹介します。

初誕生のお祝いとは?

満一歳を迎えた日に子供の成長を願って祝う習わしです。

博多ではお祝いとあわせて餅踏みの行事をします。
一升餅一生とかけて、
「一生食べるものに困りませんように」
「一生健康に育ちますように」
などの願いを込めて子供に餅を踏ませるのです。

餅踏みの流れ

うちではお祓いとともに餅踏み行事は神社ですることにしています。

お願いするのはいつも飯盛神社さん。
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餅踏み行事の前に境内で親族一同宮司さんにお祓いをしてもらいます。魔除けもしてもらえるし子供の成長にもより願がかかります。

お祓いが終わったら餅踏み行事です。

まずは一歳を迎えた子にお着物を着せてわらじを履かせます。
男の子はわらじですが女の子は緒が付いたぞうりです。

はじめに縁起が良いとされる3にちなんで、「あんよが上手」の手拍子とともに餅の周りを3周歩きます。

足元がおぼつかないので、子供はあやつり人形状態。
そしてギャン泣き(^^;)

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赤い餅、白い餅、両方の餅の順にぞうりを履いたまま「よいしょ、よいしょ」の掛け声とあわせて餅を踏みます。

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踏まないので、踏ませます(笑)

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クライマックスでギャン泣き度MAX!!!

踏んだ餅は家庭で切り分けていただきます。

さいごに

今までこの行事を気に留めたことはなかったのですが、夫が知らなかったというので地域によって差があるものなんだと思って紹介してみました。

転勤族の我が家ですが、地域に根付く風習って案外知る機会がなくて分からないものです。どこに住んでいても結局は慣れ親しんだ出身地の行事を受け継ぐのだろうと思っています。
その土地のことを良く知る前に異動しちゃうからね・・・!

それにしても、出身地のない転勤族の子の子供ができたらどうなるんだろ。文化が継承されずに育っていっちゃうのかな。
なんだかね。

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